脂漏性皮膚炎と戦った14年間~脱ステと改善までの道のり~

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脂漏性皮膚炎は治りにくいとされている皮膚の疾患。乳幼児の場合は乳児性脂漏性湿疹と呼ばれ、生後 2〜3週のほとんどの赤ちゃんが発症するものです。乳児性の場合、だいたい 4〜8ヶ月後までに自然にきれいになることが多いけれど、成人の場合は慢性化しやすいのが特徴です。脂漏性皮膚炎と戦かった14年間。そして、限りなく完治に近づけることができた私自信の体験をお話させていただきます。

 

 

まず、脂漏というのは皮脂の分泌が過剰な状態の事を言います。脂漏性皮膚炎というのは、元々皮脂の分泌の多い頭部、顔のTゾーン、眉の周辺に出来やすく、フケのように皮膚がポロポロと剥がれていく皮膚の疾患です。

 

脂漏性皮膚炎のメカニズムは、脂漏によって、肌の常在菌が過剰に働くことで皮膚の細胞が傷つき、細胞が死んでは再生を繰り返すという流れになっています。表皮のターンオーバーが通常よりも10倍以上速いスピードで行われ、同時に強いかゆみを伴うのが特徴です。

 

一般的な治療としては、皮膚科で抗真菌薬、ステロイド外用薬などを処方してもらい治療していきます。ただ、一度治ったとしても再発する場合がほとんどで、根本的な治癒は期待できないとされている厄介な皮膚疾患です。

 

発症と当時の治療法

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初めて脂漏性皮膚炎と診断されたのは私がまだ小学生の時でした。場所は主に頭部。特に髪の生え際にできやすく、ヘアスタイルによっては目立つ場所でもありました。

 

治療には抗真菌薬とステロイド剤を併用していました。薬を塗っている期間はかゆみも治まり、皮膚の剥がれもすっかりと消えてしまいます。ただ、脂漏性皮膚炎というのは一般的な湿疹や蕁麻疹と違い、慢性的に何度も出てきてしまうのが特徴です。薬を塗っても、やめてしまえばまたすぐに再発してしまいます。

 

同じステロイド剤を長期に渡り使用していると徐々に効果も薄くなり、その結果更に強いステロイド剤を使用するようになりました。まさに、ステロイド漬けの日々を約10年間続けていたのです。

 

しかし、このまま一生脂漏性皮膚炎と戦わないといけないのか、今の薬も効かなくなったら私はどうなってしまうのかと、徐々に不安感を覚えるようになりました。そして私は、ステロイドを使用しない治療法に関心を抱くようになったのです。

 

ステロイド反対派の先生との出会い

 

私はまず皮膚科を変えることからはじめました。以前はわざわざ遠い皮膚科に通っていましたが、近所にステロイドを支持していない皮膚科の先生がいるという事を知り、そちらでお世話になることにしました。

 

最初の診察の際に、ステロイド継続がどのような結果に至るのかの説明を受けました。ステロイド以外の薬では改善が緩やかなこと、どのように日々のケアをするかなどを指導してもらいました。そして、ステロイドで治療していた人がステロイドではない治療に変えることで、リバウンドという症状が起こるということも知らされました。

 

リバウンドというのは、ステロイド以外の薬への反応から一時的に症状が悪化することです。ステロイドをどれだけ使用してきたかによって程度も異なり、それが数回繰り返されるということでした。

 

「脱ステロイドは時間がかかるけど、必ずよくなりますから」

 

先生のこの言葉を信じ、私の脱ステロイド生活がはじまったのです。

 

脱ステロイド生活で地獄のような日々...

 

 

脱ステロイド生活を開始すると、すぐに先生が言っていたリバウンド症状が現れました。患部は主に襟足部分だったのですが、リバウンド中はうなじや肩のあたりまで症状が広がり、顔にまで達するのではないかと思う程の勢いでした。

 

この期間は本当に辛くやめたい気持ちになりました。確かに、このリバウンドもステロイドを塗ればすぐに治まってしまいます。けれど、これだけ広範囲に広がった部分に強い薬を塗ったらもっと脱ステロイドが難しくなると思い、なんとか気持ちを抑えました。すると、1~2か月ほどでリバウンド症状はかなり落ち着いていきました。その後も何度かリバウンドを繰り返しましたが、そのたびに症状は軽くなり、徐々に改善が見えてきたのです。

 

しかし、脱ステロイドを始めて4年後。出産を機に強烈なリバウンド症状が出てしまったのです。それは、初めてのリバウンドの時と違い、頭皮全体への発症でした。かゆみがひどく、季節は夏だったためよけいにそれを強めました。それが、やはり2か月程続いたと思います。かゆみで眠れないことも多く、保冷剤などを使用して工夫していた時もありました。

 

ですがこの時の強いリバウンドが、現時点では最後のリバウンドとなっています。

 

いずれもバウンド期間中は本当に辛かったのですが、先生の言う通り、時間はかかったけど症状はかなり改善されました。

 

改善されたが完治ではない

 

最後のリバウンド以降、脂漏性皮膚炎で皮膚科にお世話になることは現時点ではありません。つまり、薬漬けの毎日からやっと解放されたのです。しかし完治というわけではありません。

 

合わないシャンプーを使ったり生活習慣が乱れたりすると、やはり軽い症状が現れることがあります。実際、私は美容室に行くときには必ず普段使っているシャンプーを持参していきます。脂漏性皮膚炎にはシャンプー選びがかなり重要ですからね。また普段の生活では、不摂生・ストレス、こういったものが再発の原因につながるので、そうさせないためにも生活習慣に気を配ることが肝心ということを学びました。

 

最後に・・・

 

治らないと思っていた脂漏性皮膚炎は、脱ステロイドを実践することでかなり改善することができました。ただ、リバウンド症状は本当に辛く苦しい毎日です。また、自己判断で脱ステロイドをはじめることもとっても危険です。

もし、脂漏性皮膚炎がなかなか改善されない方。ステロイドをやめたいと思っている方がいましたら、脱ステロイドに協力的な皮膚科を見つけることが最善策です。

 

「時間はかかるけど、必ず良くなる」

 

結果的にこれが、脂漏性皮膚炎改善への近道となったのだと思います。

 

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