
「育菌洗顔」というものをご存じですが?
育菌洗顔とは、その名の通り菌を育てる洗顔法のこと。
「育菌」という言葉は、腸内環境を整えるために善玉菌を育てるという意味で使われることが多いです。
実は肌にも常在菌が住んでおり、この菌は私たちの肌を健康かつきれいに保つために欠かせないものなのです。
これから説明するのは、肌に住んでいる常在菌を育てバリア機能を高める洗顔法。
その効果と方法、注意点について説明していきたいと思います。
育菌洗顔って何?美肌菌とはいったい何者?
育菌洗顔とは
育菌洗顔とは、肌に住んでいる美肌菌を増やすために、あえて洗顔料を使わないで行う洗顔法のこと。
美肌菌というのは肌に住んでいる常在菌のことで、私たちの肌を健康に保つために欠かせないものです。
毎日美肌のために使っている洗顔料。実はこの洗顔料が、肌の常在菌を殺してしまいバリア機能を低下させている可能性が高いのです。
美肌菌って何?
美肌菌というのは、私たちの肌に住んでいる「表皮ブドウ球菌」のこと。ここで言う美肌菌の役割は、保湿成分であるグリセリンをを作り出し、肌をみずみずしく保つために必要なもの。
通常肌は弱酸性で、この美肌菌も弱酸性の時に増えると言われています。
一般的な洗顔料や石鹸は弱アルカリ性のものが多いので、洗顔の際には肌はアルカリ性に傾きます。
日本人は洗いすぎ!?!過度な洗顔がもたらす肌トラブルとは?
日本人は何でもかんでも洗いすぎ!
日本人はとにかく洗いすぎる国として知られています。
得に髪の毛。日本では毎日洗うのが当たり前ですが、世界的に見ればこれはかなり珍しいこと。3~7日に1度や、中には美容院に行った際にしか洗わないなんて人も。
それは肌にも言えることです。
実は、メイクを落とした後洗顔フォームで洗い流すというのも、日本では当たり前ですが海外では「洗いすぎ」との意見も。
メイクを落とすのみで、W洗顔はしないのが当たり前な国だってあるのです。
洗いすぎによる肌トラブル。
肌に住む常在菌の役割。洗顔は、朝と夜に1日2回。それが当たり前のようになっている方も多いかと思いますが、洗顔料というのは、それだけでもかなり洗浄力の強いもの。
洗いすぎることにより、常在菌も一緒に洗い流してしまい、乾燥肌やバリア機能の低下などを引き起こします。
乾燥肌の場合は化粧水が必須になるかと思いますが、保湿のしすぎも肌本来の力が低下する恐れがあるため、肌機能低下の悪循環になってしまう可能性があるのです。
育菌洗顔のやり方と注意点。その効果とは?
育菌洗顔のやり方。
育菌洗顔のやり方は至ってシンプル。朝はぬるま湯洗顔のみ。夜はクレンジングとぬるま湯洗顔のみで行います。
↓詳しい方法がこちら
朝の育菌洗顔
①38度以下のぬるま湯で顔を数回すすぐ。
②ティッシュで顔を覆うように、やさしく水気を吸い取る
夜の育菌洗顔
①落とし残しが無いようにクレンジングを行う※強くこすらないように注意
②38度以下のぬるま湯ですすぐ。朝よりも念入りに30回程度。
③朝と同様ティッシュで水気を吸い取る
ティッシュで水気を吸い取る理由としては、タオルについた雑菌を顔に移さないためです。
以前、肌がキレイなタレントさんが、「美肌の秘訣はタオルで顔を拭かないこと」とおっしゃっていました。
良い菌のみを増やしたい育菌洗顔にはこの方法がとてもおススメです。
育菌洗顔の注意点
ただし、育菌洗顔には注意点もあります。
私自身の経験なのですが、しばらく育菌洗顔を行っていたらふと毛穴の汚れが目立ったなと感じた瞬間がありました。
ですので、基本は育菌洗顔。数日~1週間に1回程度、クレンジングの後に洗顔料で毛穴のケアも行ってあげるとより美肌へと近づくかと思います。
育菌洗顔の効果は?乾燥肌には特におすすめ!
私は、育菌洗顔という言葉を知る前からこちらで紹介したような洗顔法を行ってきました。
乾燥肌対策として行ってきたこの方法はわたしにはぴったりで、現在は化粧水を使わなくても、乾燥が気にならない肌へと生まれ変わりました。
以前は、保湿を徹底しているにも関わらず、常に粉を吹いている程の乾燥肌でしたので、この結果には正直自分でも驚きです。
この方法が結果として育菌に繋がっているので、乾燥肌の方には特におススメしたい方法です。
育菌洗顔で美肌を手に入れよう!(まとめ)
高機能の化粧品や洗顔料が多く出回っていますが、美肌のために必要なものは実は自分の中に潜んでいるもの。
それを最大限に生かしてあげれば、肌はきっとイキイキと輝きだすはず。
育菌洗顔で、あなたが持つ本来の美しさを引き出してはみませんか?